亀井俊介の『ニューヨーク』という新書本を読んでいたら、こんな記述にぶつかった。ユニオン広場紹介のくだりなんだけども。
もちろん、(ユニオン広場には:引用者追加)高級商店も集まった。一八七〇年には、ティファニーの宝石店も移ってきた。この店の移動のさまを見ると面白い。一八三七年に文房具店としてブロードウェイ二百三十七番地で出発したのが、やがて宝飾店となり、四七年に二百七十一番地、五四年に五百五十番地(現在のソーホー)と北上してきた。そして七〇年の引っ越しの後、一九〇五年には五番街と三十七丁目の角に移り、一九四〇年に、現在の五番街と五十七丁目の角に移る。市の中心の北上に合わせて移動しているのだ。
なんと、最初は文具のお店だったのか。まったく知らなかった。
で、ティファニーの公式サイトへ行ってみたら、たしかに文房具(ステーショナリー)のコーナーがあるじゃないか。
こちら。
一万円のブックマークにのけ反ったものの、スターリング・シルバーのボールペンの値段は思ったより普通だった。
すぐ忘れそうだったので、とりあえずメモしてみた。
ニューヨーク (岩波新書)
亀井 俊介
岩波書店 2002-03-20
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