『迷犬ルパンの大活劇』

迷犬ルパンの大活劇 (カッパ・ノベルス)
辻 真先

4334025277
光文社 1983-12
売り上げランキング : 1948730

Amazonで詳しく見る
by G-ToolsISBN:4334025277

「迷犬ルパンの大活劇」を読んだ。シリーズ第二弾。サブタイトルは少女マンガ界連続殺人事件。裏表紙のコメントが豊田有恒で、解説は石森章太郎。あらすじはこんな感じ。

警視庁捜査一課・朝日刑事の運転する車が、祝田橋の交差点を曲がったときだった。けたたましいサイレンを鳴らして追いかけてきたパトカーの警官が、朝日の車のトランクを「開けろ!」、トランクを開けた朝日はビックリ仰天――なんと背広を着た男の首なし死体が!?

 とはじまって、最後に至るまでひたすら女の戦いな一編。クライマックスはダークダックスの佐々木行*1が開いたロッジ「アドリブ」*2が舞台。ご本人もゲスト出演。
 ランに一目惚れする小宮くんは「三毛猫ホームズ」シリーズの石津刑事みたいな役回りになるのかと思ったが、よく考えてみれば朝日とランは兄弟じゃないので、小宮刑事も最後には別の女の子を追いかけることになっていた。ラストはのどかだ。

2013/06/13追記 キンドル版が出ていた。確認時の価格は630円。

迷犬ルパンの大活劇 (光文社文庫)
辻 真先

B009KZ5PQK
光文社 2005-11-17
売り上げランキング : 32965

Amazonで詳しく見る
by G-Toolsasin:B009KZ5PQK

*1:「テレビ疾風怒濤」によれば、辻真先とは中学校の同期生だったらしい。

*2:まだあるんだろうか。