先日、そろそろ読むかと本棚の奥から『至福千年(amazon)』を引っ張り出して読んでみた。石川淳読むのは久々。 つまんなかったらポイするつもりだったんだけど、やっぱり読むと面白い。どこがどうとはいいにくいのだが、読んでいて楽しい。ポイどころかもっ…
ってなわけでepubにしたところで苦労したり作品情報入れるところでロイヤリティの設定条件に驚いたりしていたこれ、無事リリースにたどり着いた。カインの遺産作者:ウィルキー・コリンズじーけーもん堂Amazon エントリータイトルでわかるように、作者は『白…
前回の続き(?) EPUBファイルをどうにかこうにか作成し、見直しとかもして、そろそろアマゾンさんにアップロードですかねって気分になったので、登録情報をポチポチやっていった。 KDPのロイヤリティを決める項目で35%にしますか70%にしますかってのを選…
『鬼啾啾』KDPしたときに、結構な苦労をしたのに、『通夜の人々・見えぬ顔』出したときは割とスムーズに公開までたどり着いたもんだから文字飾りさえなきゃどうとでもなるだろうと高をくくって次のKDP用ファイルをポチポチ作成して、表紙なんかも仮こしらえ…
けったいな、実にけったいな本だった。 gkmond.blogspot.com
小酒井不木がこれで国枝史郎にハマった、みたいなことを書いていたので読んで見た。 gkmond.blogspot.com
先日、本棚で眠り続けていた『国枝史郎探偵小説全集全一巻(amazon)』をなんとなく引っ張り出して全部読んでみた。国枝については、大昔に『神州纐纈城(青空文庫)』を読んで、筋はそれほどでもなかったのだけども、漢字の使い方が楽しくてなんとなく好き…
去年のことであるけれど、『〈怪異〉とナショナリズム』(amazon)って本を読んだ。で、これは複数執筆者による論集なので一本一本当たり外れ(読んでるおれとの相性といったほうが適切か?)が当然あったのだけど、論じられているものに興味を持ったという…
今年はたくさん読んだ(もうこんなに読める年はないんじゃないかと思いつつ読んだ)。ので、2019年以来で印象に残っている本をまとめてみようとエントリー書いてみた。くっそ長い。でもっていっぱい読むというのは忘却との戦いになるんだなと痛感した。 gkmo…
エントリータイトルなんか浮かばんので省略。 津原泰水が亡くなった。 www.kawade.co.jp 10月2日のことらしい。 早いとか遅いとかどうでもよくてただただ茫然となっている。 『蘆屋家の崩壊』で大笑いしつつ文章のうまさに舌を巻いたのはいつのことだっただ…
今から20年近く前、まだアマゾンで古書を買う習慣のなかった頃、古本屋に行っては100円コーナーで辻真先の本を買うということを繰り返していた時期があった。まだ80年代~90年代の新作ラッシュ時代の名残があったからか、割と店ごとにレパートリーが違ってい…
塚田穂高編著『徹底検証 日本の右傾化』の電子版がリリースされた。 紙版を読み、非常に興味深かった(21本集められた論文の多くは力作だったし、並べる順番も考えられていた)。 今読むという意味ではもちろん鈴木エイト「統一協会=勝共産連合――その右派運…
ジョナサン・スウィフト『奴婢訓』が本棚から出てきたので薄いし読んでみっかとパラパラめくったところ、なんかヒロシのネタかってくらい、段落同士が独立していて、実態を知っていたら笑えるんだろうたぶんと思いつつ、今、日本で、これを読む意味は? とな…
「赤報隊事件」を扱った本なんだけど、今話題のあの団体の関与も疑われていたのは知らなかった。本筋の事件よりそっちに目が行ってしまった。 gkmond.blogspot.com
久々に読書感想文書いた。2001年の番組改編事件を当時の番組プロデューサーが語った本。2001年時点で安倍は安倍だったというか、そのとき安倍は安倍になったというべきか。いずれにしても2010年代を予告した出来事だった気がしてならない。gkmond.blogspot.c…
今日一番の「へえ」だった、これ。スレッドの続きでソースの論文へのリンクもあります。「クモの巣は帯電していて、+に帯電した昆虫が近づくと巣の方から近寄ってくる(クモの巣は単に昆虫がくるのを待ち伏せるものではなく、変形して昆虫を捕えに行く網で…
国葬の話である。 7月8日に安倍元首相は奈良で凶弾に倒れた。 意外にも狭義の政治テロではなく、広告塔になっていた宗教団体の絡みによる怨恨が犯行動機だった。 問題の教団は与党にだいぶ入り込んでいて、目下つながっているのは誰かって話が飛び交ってい…
www.jiji.com 山際大志郎経済再生担当相は3日、青森県八戸市で街頭演説した際、「野党の人から来る話はわれわれ政府は何一つ聞かない。本当に生活を良くしたいと思うなら、自民党、与党の政治家を議員にしなくてはいけない」と述べた。野党議員の意見なら無…
お笑いジャーナリストって「お笑いを報じる人」(戦場ジャーナリストとか料理ジャーナリストみたいな単語のくっつき方)かと思ったら、楽しく笑える感じに報じる人(民間ジャーナリストみたいな単語のくっつき方)で、まず驚いたって余談から始めちゃいまし…
タイトル通り。ページ、表記ともハヤカワの新訳上下巻のもの。ピックアップしたのは主に人名、神名、書名。モチーフだとか概念だとかも拾えば完成度はあがるんだろうけど、作業の手間が根気を上回ると考えたので諦めた。『線の顔をもつ英雄』読んでて、この…
こないだ白井聡の『武器としての「資本論」』を読んだのね。いろいろ面白かったんだけど、一箇所どうしても理解が追いつかないところがあった。以下のくだりである。 必要労働時間とは、すでにお話ししたように、労働者自身と労働者階級が再生産されるために…
久々に読書感想書いた。三ヶ月とかあいだが空いていた。この間いちばん読んでいたのは竹本泉の作品だったのだけど、あれの感想書くのはおれの手に余るっつーことでエントリーは作らなかった。これも色んな話盛りだくさんなのをほわほわと読んだだけでまとま…
タイトルのような疑問がふと浮かんだ。 このフレーズを知ったのは受験勉強のときで、そのまま暗記したものだったが、当時から「百聞はどこにある?」というのがちょっと引っかかっていた。 そして夕べふと「seeingであってlooking at じゃないということは、…
ツイッターの話。 今となっては一昨日のことだが、維新の梅村みずほ議員が有権者からのメールを不幸の手紙呼ばわりした。 維新の梅村みずほ参院議員、市民のメールに「不幸の手紙思い出す」⇒「有権者バカに」批判殺到(検察庁法改正案)【UPDATE】 | ハフポ…
気がつけば今年初めての更新か? 割とほわっとした短編集で雰囲気がよかった。ほかにロスマクの『さむけ』、辻真先の『焼跡の二十面相』、宮内悠介の『遠い他国でひょんと死ぬるや』、竹本泉『ねこめ(~わく)』なんかを読んでそれぞれ面白かったのだけど、…
チェッカーズのRoomの話である。 このエントリでこんなことを書いた。 当時から歌詞について一箇所引っ掛かっているところがあって、靴を履きかけてふと振り向いたときにあの日の薔薇が咲いてるってところ。引き払うときに窓辺の花瓶は置いていったの? 水入…
書いてみた。多かった。お時間ある方向け。 gkmond.blogspot.com
先日ブックオフに行ったらば、中古CDコーナーに『SCREW』『エンジェル』『PURE RED』と家のなかで紛失中のタイトル3点が安く並んでいて、中古なのに気が咎めた(買っても印税が発生しないから)ものの、一度は定価で購入しているんだから、まあ許してくれと入…
『沼地のある森を抜けて』で文章うめええ! って、改めて驚き、それを勢いにして読んだ。『沼地』は「光彦!」にのけぞったんだけど、今回は地の文でのけぞるところがあった。あの愛らしくも恐ろしそうな歯医者行ってみたい。 gkmond.blogspot.com
有栖川有栖の国名シリーズをまとめ読みした。ドラマ版の俳優陣でイメージした分読みやすかった。 gkmond.blogspot.com