『迷犬ルパンの蒸発』

迷犬ルパンの蒸発 (カッパ・ノベルス)

迷犬ルパンの蒸発 (カッパ・ノベルス)

 迷犬ルパンシリーズ第4弾。朝日刑事の通う歯医者の従兄弟の少女が蒸発し、死体で発見される。捜査開始と同時にルパンも蒸発し、なぜか死んだはずの少女と一緒に旅をする羽目に。旅先では板西夫妻*1も登場し、奥さんがまだ生きていることに安心した。後半になってから出てきた死体の第一発見者であるハルミちゃんの着ているエプロンにはキン肉マンのアップリケがつけられているという描写に時代を感じる。っていうか、ハルミちゃん当時7、8歳ってことは俺とほとんど同い年だ。うーん、時代。
 解説は白石冬美。「一休さん」つながりらしい。作品とは全然関係がない話だけど、白石さんの飼い犬、名前すごすぎ。最初がウロウロ、当時飼っていたのはボロボロ。あの声で「ボロボロ、お座り!」とか言っていたのかなあ。

2013/06/13追記 キンドル版が出ていた。確認時の価格は630円。

迷犬ルパンの蒸発 (光文社文庫)
辻 真先

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光文社 2005-12-08
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*1:ブルートレイン北へ還る(感想)」「ブーゲンビリアは死の香り(感想)」に出てきた老夫婦。