ハガレン最高齢読者であることよりむしろ、
大崎梢『配達赤ずきん』は、創元社十八番の日常の謎書店版である。しっとりした後味で、大がかりな事件はないが、読んでソンしたと思わせない。人徳ならぬ本徳がある。
西尾維新『新本格魔法少女りすか』3巻を読む。クギタカ君ていいね。こーゆーキャラをすらっと書き出せる資質がうらやましい。毎月発刊という『刀語』も読みたいが、時間が足りなくて残念です。
おなじ講談社ノベルスの『天帝のはしたなき果実』、亡き宇山さんが推しただけに、目くるめく衒学趣味、弾け合うキャラクターども、ミステリでSFで幻想で青春で、押しまくられてけっこう一気読みした。古野まほらって人、今度はなにを読ませるつもりだろう?
『もう一つの王国』はいわずと知れたグインサーガの113巻。おお、こうきたか。栗本という人のストーリーテラーぶりに、安心して引き回されてます。
http://homepage2.nifty.com/M-TSUJI/index.htm
このラインナップで本を読む75歳って……凄すぎます。古野まほろを一気読み、無理だわ。