Red 1 (アッパーズKC)
村枝 賢一 
講談社 1999-03
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Amazonで詳しく見る by G-Toolsisbn:4063460126
「ＲＥＤ」を１７冊読む。仲間を皆殺しにされたインディアンが事件の関係者である白人たちに復讐する話。そこに日本からやってきたイエロー（字忘れた。）やら謎の牧師グレイやら美人娼婦で女ガンマンのアンジーやら、もうひとりのインディアン少女スカーレットやらが絡んでいく感じ？ グレイとイエローは格好良くアンジーは美人で口を利かない黒人ボクサーとゴールドは渋い。ストーリーもテンポ良く進むし、盛り上げるとこ盛り上がっていると思うんだけども、期待したほどにはテンションが高くない気がした。何が足りないと感じたのかは不明。
追記：眠気が高まるに連れて、足りないと感じたものがちょっと見えた気がするので、勢いで書いておくと、この作品に欠けているのは切実な問いかけだ。
作品テーマは最終的に怒りをどうコントロールして憎悪の連鎖を断ち切るのか、というところにまとまっていくだろうと感じられるのだが、葛藤を抱えてしまった敵役は巧妙にレッドの手を逃れてしまう。であるならば、インディアンの悲劇を題材にする必然性はどこにあるのだろう。善玉設定の復讐鬼が殺されて当然な悪役を叩き殺す話でしかないのなら、ＡＲＭＳみたいにまるっきりデタラメな物語世界を作っても間に合ったはずだ。この作品は格好いいし、面白いけれども、読者に選択を迫ることがない。そこが自分にはどうしても不満だ。この物語は読者を安心して楽しませちゃ駄目だし、レッドを「正義」として描いても駄目なはずだ。
追記2015/03/15
キンドル版が出ていた。価格は確認時540円。
ＲＥＤ（１）
村枝賢一 
講談社 1999-03-09
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新装版というのも出ていた。こっちは紙。
新装版 RED(1) (KCデラックス 月刊少年マガジン)
村枝 賢一 
講談社 2014-05-16
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