失われた時を求めて〈5〉第三篇 ゲルマントの方〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
マルセル・プルースト 鈴木 道彦 
集英社 2006-08
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五冊目読了。主人公一家がパリに移った。途中、軍隊に遊びに行って、戦術の話をしてたのが、ちょっとそこまでとは違う感じだったのと、ドレフュス事件への言及量がかなりあって、当時のインパクトを偲ばせた。しかし、そんなあれこれを吹き飛ばすほどのインパクトを与えたのはシャルリュスだった。「それが私をお待ちになる仕方なんですか、ムッシュー」！ で、こいつが全部持っていった一冊だったと感想が固まりかけた600ページ過ぎから、お祖母ちゃんが体調を崩してしまい、ラストの一文ではらはらしながら本を閉じ、そのまま６巻を80ページばかり読んだ。お祖母ちゃん……。
