ナボコフのロシア文学講義 上 (河出文庫)
ウラジーミル・ナボコフ 小笠原 豊樹
河出書房新社 2013-07-05
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取りあげられているのは、ゴーゴリ、ツルゲーネフ、ドストエフスキー。ナボコフさん、ドストエフスキーのことは好きじゃないみたい。本来、劇作家になるべき人物がなんかの間違いで作家になっちゃったみたいなことを言っていて、それはたしかにと思った。ディケンズやフローベールを取りあげた『ナボコフの文学講義(amazon)』と比べると、いっそう身を入れて喋ってる気がするのは、著者の思い入れが強いからか、訳者が違うからか、はたまた俺の勘違いか。
下巻ではトルストイとチェーホフとゴーリキーを扱うらしい。
追記12月29日
ナボコフのロシア文学講義 下 (河出文庫)
ウラジーミル・ナボコフ 小笠原 豊樹
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下巻も読んだ。トルストイを持ちあげてるって事前情報を読んでいたのだけども、チェーホフのほうがさらに褒められているような印象。「犬を連れた奥さん」「窪地にて」『かもめ』は引用されてる部分+コメントを読むとどれも面白そう。チェーホフは触ったこともないのだけど、そのうち読んでみようと思ったのだった。