神狩り (ハヤカワ文庫 JA (88))
山田 正紀
早川書房 1976
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Amazonで詳しく見る by G-Toolsisbn:4150300887
山田正紀のデビュー作。なんとなく買って何となく読んだ。それほど長さもないので、読むのに苦労しなかった。っていうか、ミステリ・オペラと較べると、こっちの方が文章上手いような気がする……。
それはともかく〈古代文字〉っつー魅力的なアイテムを出しておきながら、どうでもいいアクションにせいを出しているのが残念だ。ラストも「はあ……」って感じだし、ヒロインの行動もいまいち理解できない。30年も経って読むのがいけないんだろうけど、古さを感じさせる部分が多かったように思う。出だしが面白そうだっただけに、残念。
読後感は吉村達也の「Kの悲劇」によく似てる。
追記2015/06/22 なんかバージョンが変わっていた。
神狩り (ハヤカワ文庫JA)
山田 正紀
早川書房 2010-04-05
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そしてキンドル版も出ていた。確認時の価格は306円。
神狩り (角川文庫)
山田 正紀
KADOKAWA / 角川書店 2002-05-10
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エントリーを書いたときは不満ばかり感じたのだけど、思い返してみると、関係代名詞の話とか、いつまでたっても消えないインパクトがあったなあ。