ディズニーランドに行ってきた

 齢30+αにして、人生二度目のディズニーランドへ。前回は十数年前で、キャプテンEOとスター・ツアーズを見たことくらいしか憶えておらず、さほど楽しかった記憶も、というよりそもそもディズニーランドの記憶がほとんど残っていなかったので、今回は初めてのような新鮮さ。
 朝は雨だったが、俺晴れ男だから平気なはずだと強気に出かける。雨止まない。ならば、来る人も少ないに違いないと予想してほくそ笑み、いざ当地に着いてみれば、「90分待ち」とか「70分待ち」とか、とてつもないことが書いてある。ここは本当に開園して二十四年も経った遊園地なのだろうか。いや、確かにそこはかとなく80年代に思い描いた未来の残り香みたいな建物もあったが、何故に二十四年も「90分待ち@雨」が続くのよ? と思いつつ、最初に乗ったのはウエスタンリバー鉄道。雨に濡れそぼるインディアン人形たちが妙な効果を生んでいてすこぶる良い。次に入ったのはカリブの海賊、海賊となんかが戦っているところで、ボートの近くに着弾するような演出があって、映画の中に紛れ込んだような気がして、これかと思った。
 それからスペースマウンテンに。俺はずっと、これは建物自体が回転する遠心力を使ったアトラクションだと思っていたのだけど、全然違って、心底驚いた。まさかジェットコースターの先が見えないだけで、あんなにおっかないとは思わなかった。泣くかと思った。
 三十センチのホットドッグを友人二人が食べるのを眺めてから、ビッグサンダー・マウンテンへ。一円玉が散らされていた理由はなんだったのだろう。これは先頭に乗ることが出来たのだけど、またまた非常におっかなくて、どうしようかと。
 この間ずっと雨は降り続けていたのに、我々、ビーバーブラザーズのカヌー探検までしてしまい、パドルでこぎまくるうち、息切れが。
 んで、まったりとピーターパン空の旅を楽しみ、カリブの海賊の脇でご飯を食べ、ホーンテッドマンションホリデーナイトメアーを満喫して家路についた。

 あれこれと考えては見たのだけど、書くほどのことまでには至らなかったので、とりあえず楽しかったということを記録して、この項を終えることにする。
 あ、あと意外だったのは、これだけ至れり尽くせりの設計であるにもかかわらず、案外水はけが悪かったという印象が残ったこと。単に雨が凄かったせいなのかもしれないけれど、スタッフ(キャストっていうの?)が、自在箒で水を排水溝へ掻き出す姿は、搬入をすべて地下からにして*1まで夢をキープする会社には似合わないと思った。

*1:と、詳しい知り合いが言っていた。