メモ
先日、そろそろ読むかと本棚の奥から『至福千年(amazon)』を引っ張り出して読んでみた。石川淳読むのは久々。 つまんなかったらポイするつもりだったんだけど、やっぱり読むと面白い。どこがどうとはいいにくいのだが、読んでいて楽しい。ポイどころかもっ…
前回の続き(?) EPUBファイルをどうにかこうにか作成し、見直しとかもして、そろそろアマゾンさんにアップロードですかねって気分になったので、登録情報をポチポチやっていった。 KDPのロイヤリティを決める項目で35%にしますか70%にしますかってのを選…
『鬼啾啾』KDPしたときに、結構な苦労をしたのに、『通夜の人々・見えぬ顔』出したときは割とスムーズに公開までたどり着いたもんだから文字飾りさえなきゃどうとでもなるだろうと高をくくって次のKDP用ファイルをポチポチ作成して、表紙なんかも仮こしらえ…
先日、本棚で眠り続けていた『国枝史郎探偵小説全集全一巻(amazon)』をなんとなく引っ張り出して全部読んでみた。国枝については、大昔に『神州纐纈城(青空文庫)』を読んで、筋はそれほどでもなかったのだけども、漢字の使い方が楽しくてなんとなく好き…
去年のことであるけれど、『〈怪異〉とナショナリズム』(amazon)って本を読んだ。で、これは複数執筆者による論集なので一本一本当たり外れ(読んでるおれとの相性といったほうが適切か?)が当然あったのだけど、論じられているものに興味を持ったという…
今から20年近く前、まだアマゾンで古書を買う習慣のなかった頃、古本屋に行っては100円コーナーで辻真先の本を買うということを繰り返していた時期があった。まだ80年代~90年代の新作ラッシュ時代の名残があったからか、割と店ごとにレパートリーが違ってい…
ジョナサン・スウィフト『奴婢訓』が本棚から出てきたので薄いし読んでみっかとパラパラめくったところ、なんかヒロシのネタかってくらい、段落同士が独立していて、実態を知っていたら笑えるんだろうたぶんと思いつつ、今、日本で、これを読む意味は? とな…
「赤報隊事件」を扱った本なんだけど、今話題のあの団体の関与も疑われていたのは知らなかった。本筋の事件よりそっちに目が行ってしまった。 gkmond.blogspot.com
国葬の話である。 7月8日に安倍元首相は奈良で凶弾に倒れた。 意外にも狭義の政治テロではなく、広告塔になっていた宗教団体の絡みによる怨恨が犯行動機だった。 問題の教団は与党にだいぶ入り込んでいて、目下つながっているのは誰かって話が飛び交ってい…
www.jiji.com 山際大志郎経済再生担当相は3日、青森県八戸市で街頭演説した際、「野党の人から来る話はわれわれ政府は何一つ聞かない。本当に生活を良くしたいと思うなら、自民党、与党の政治家を議員にしなくてはいけない」と述べた。野党議員の意見なら無…
お笑いジャーナリストって「お笑いを報じる人」(戦場ジャーナリストとか料理ジャーナリストみたいな単語のくっつき方)かと思ったら、楽しく笑える感じに報じる人(民間ジャーナリストみたいな単語のくっつき方)で、まず驚いたって余談から始めちゃいまし…
タイトル通り。ページ、表記ともハヤカワの新訳上下巻のもの。ピックアップしたのは主に人名、神名、書名。モチーフだとか概念だとかも拾えば完成度はあがるんだろうけど、作業の手間が根気を上回ると考えたので諦めた。『線の顔をもつ英雄』読んでて、この…
こないだ白井聡の『武器としての「資本論」』を読んだのね。いろいろ面白かったんだけど、一箇所どうしても理解が追いつかないところがあった。以下のくだりである。 必要労働時間とは、すでにお話ししたように、労働者自身と労働者階級が再生産されるために…
タイトルのような疑問がふと浮かんだ。 このフレーズを知ったのは受験勉強のときで、そのまま暗記したものだったが、当時から「百聞はどこにある?」というのがちょっと引っかかっていた。 そして夕べふと「seeingであってlooking at じゃないということは、…
ツイッターの話。 今となっては一昨日のことだが、維新の梅村みずほ議員が有権者からのメールを不幸の手紙呼ばわりした。 維新の梅村みずほ参院議員、市民のメールに「不幸の手紙思い出す」⇒「有権者バカに」批判殺到(検察庁法改正案)【UPDATE】 | ハフポ…
チェッカーズのRoomの話である。 このエントリでこんなことを書いた。 当時から歌詞について一箇所引っ掛かっているところがあって、靴を履きかけてふと振り向いたときにあの日の薔薇が咲いてるってところ。引き払うときに窓辺の花瓶は置いていったの? 水入…
先日ブックオフに行ったらば、中古CDコーナーに『SCREW』『エンジェル』『PURE RED』と家のなかで紛失中のタイトル3点が安く並んでいて、中古なのに気が咎めた(買っても印税が発生しないから)ものの、一度は定価で購入しているんだから、まあ許してくれと入…
先日、「デートの約束」というのは重畳表現(馬から落馬とか頭痛が痛いみたいなやつ)ではないかという話になり、その場で広辞苑が引かれた。 広辞苑によれば、 デート【date】①日付。時日。②日時や場所を定めて異性と会うこと。あいびき。「彼女と―する」 で…
先日こんなことがあった。#収容ストップワンコインアクション 月もかわったので、さっき出してきた。ドトールでハガキ作成してたら隣の人が「何を書いているんですか」と興味を持ってくださったので拙いながらも説明。収容されてる人が全国で1000人以上いて…
タイトルがすべてみたいな感じ。なんだけども、藤井フミヤのニューアルバム『フジイロック』が出た。 前作『大人ロック』のときはまだ、聴くのを再開していなかったからオリジナルアルバムのリリースを楽しみに待ったのって、『PURE RED』以来。いや、「楽し…
この本の読書メモ。 前回。 gkmond.hatenadiary.jp 第二章 戦争の長期化 第三節 忠誠と不敬の間 『特高月報』昭和18年1月分で紹介された不敬罪を犯した男性の話が紹介されている。この男性、靖国神社を訪れた天皇皇后夫妻の報道写真を見て、国母陛下が英国…
この本の読書メモ。 前回。 gkmond.hatenadiary.jp第二章 戦争の長期化 第二節 ガダルカナル「転進」と「大本営発表」 開戦後半年くらいから徐々に戦況が悪化する。それはまた同時に「大本営発表」の虚報の始まりでもあった。ということで、ありもしない戦果…
この本の読書メモ。読み終わったときの感想はもう書いてある。 gkmond.blogspot.com のだけども、あんまりにもとりとめがないから、追記がてら。興味深かったところを抜いていこうかなと。 本書はタイトルからわかるように太平洋戦争関連本で特徴は「銃後」…
チェッカーズの音楽とその時代 の読書メモ第12回 前回。 gkmond.hatenadiary.jpで、『ミセスマーメイド』。大好き。 スージーさん評はといえば、 見事にタイトなリズムセクションに驚く。クロベエとユウジの最高傑作コラボレーションと言えるのではないか。…
三月に柴田宵曲マイブームが到来して、現時点でこれだけ読んだ。 Life MUST Go on: 柴田宵曲 『古句を観る』 Life MUST Go on: 森銑三・柴田宵曲 『書物』 Life MUST Go on: 柴田宵曲 『明治の話題』 Life MUST Go on: 柴田宵曲 『俳諧随筆蕉門の人々 』 Lif…
チェッカーズの音楽とその時代 の読書メモ第10回。 前回。 gkmond.hatenadiary.jp 『チェッカーズの音楽とその時代』を入手するまでに眺めた限りでは、ツイッターなどの感想でいちばん言及されていた曲は『運命(SADAME)』だった。で、見た限りじゃみなさん…
チェッカーズの音楽とその時代 の読書メモ第9回。 前回。 gkmond.hatenadiary.jp さて、スージーさんのお気に入り『Cherie』に到達したぞ。まずはコメントを見てみようじゃないか。 「第2期チェッカーズ」屈指の名曲。再評価が強く待たれる曲。さらに言え…
『日本歴史故事物語(下)』という本がずっと本棚の肥やしになっていて、スペース空けるために処分しようかと思い立ち、念のため目次を眺めてみたところ、「万歳三唱のはじまり」という小見出しが目に留まったので読んでみた。だってそんなもんのはじまりな…
チェッカーズの音楽とその時代 の読書メモ第8回。 前回。 gkmond.hatenadiary.jp 『Jim&Janeの伝説』ってタイトルは初めて聞いたとき、「何それ格好いい」って思ったんだよねえ。スージーさん的には生まれて初めて買ったシングルCDだったそうな。「今は亡き…
五月二日まで。「キンドルストア アガサ・クリスティー」の検索結果はこちら。 amzn.to どれから手をつけたものか迷う向きは、『アガサ・クリスティー完全攻略』 から入って、面白そうなものに手を伸ばせばいいんじゃないかと思う。親本2000円オーバーであき…