- 作者: 建倉圭介
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/11
- メディア: 文庫
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日系人部隊で欧州戦線に参加し、負傷して米本国に帰還したミノル・タガワは、ペンシルベニア大学に復学し、世界初のコンピューター開発計画に加わる。このプロジェクトの顧問、フォン・ノイマンとの交流をきっかけにして、ミノルは、日本への原爆投下が間近であることを突きとめる。もはや日本に残された道は「降伏」の二文字のみ。一刻も早く政府高官を説得し、日本政府を動かさなければならない。ミノルは、幼い息子を義父母によって日本に連れ去られたナイトクラブの踊り子、エリイと共に日本への密航を決意する。北米大陸を横断し、アラスカを経由して千島列島へ―。冒険小説の新たな傑作、誕生。
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ところが文庫版のあらすじにはなぜか、「世界発のコンピューター、「エニアック」の開発」という風に書かれていた。
いくらなんでも豪快すぎる誤字だなあと思った。あらすじに誤字を見つけたのは初めてだったので、記念に買おうかとも思ったが、出版社の熱意が透けて見えた気がして止めておいた。まあ人間だから誤字くらい出すだろうけどさ。