my dear lady

英語の発想がよくわかる表現50(amazon)より。

my dear ladyというのは、手紙の冒頭の挨拶の「拝啓」に相当するDear JohnとかMy dear Maryとは違います。相手の発言を聞きとがめて、反対、抗議、注意などをするときに用いる句です。

 19世紀の終わりから20世紀の初めによく使われていた表現だと著者は書いている。枕には「クマのパディントン」から引っ張ってきた例文が使われているのだけど、シャーロック・ホームズもよく使ったフレーズだそうなので、そっちを引用してみる。

"My dear Watson, have you made the same mistake again? How many times have I told you that you can always trust me." said Holmes a bit angrily.

「ワトソン君たら,いい加減にしたまえ! また同じ間違いをしたね.常に私を信用していいと,何度君に言ったかね?」ホームズが言った。

 忘れそうだからメモ。
 他にもあれこれ、楽しい記述があって良かった。ジュニア新書の割にやっている内容は高度で、中学一年生とかで読めないんじゃないかと思う。それなのに、表紙はこんなで、呼び寄せる人と読める人の間にズレがあるような気がする。

英語の発想がよくわかる表現50 (岩波ジュニア新書)
行方 昭夫

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岩波書店 2005-04
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