辻真先読了作品リスト

１９６９年

• 1969/10小説どろろ（感想）
  • ノベライズ。挿絵は北野英明。
  • 朝日ソノラマサンヤングシリーズ。２００７年１月映画「どろろ」公開に合わせて復刻版が出版された。

１９７２年

• 1972/01仮題・中学殺人事件（感想）
  • ミステリー。キリコ・薩次第１弾。犯人は読者。
  • 朝日ソノラマサンヤングシリーズ。７５年１２月、朝日ソノラマ文庫。１９９０年３月「合本・青春殺人事件」に収録。２００４年４月創元推理文庫（解説桂真佐喜）。
• 1972　ネオマスク（作画　小畑しゅんじ）「感想」
  • 週刊少年チャンピオン７号〜２９号連載。２００６年１１月２日マンガショップコミックス。

１９７６年

• 1976/01盗作・高校殺人事件（感想）
  • ミステリー。キリコ・薩次第２弾。作者は被害者で犯人で探偵。
  • 朝日ソノラマ文庫。１９９０年３月「合本・青春殺人事件」に収録。２００４年６月創元推理文庫（解説はやみねかおる）。
• 1976/09?聖魔伝（感想）
  • コミック。マンガ少年７６年９月創刊号〓７９年１月号まで桂真佐喜名義で原作担当。作画は石川賢。
  • ７７年１０月〜７９年１月、朝日ソノラマ・サンコミックス＜マンガ少年傑作シリーズ＞（全4巻）。８４年５月〜７月朝日ソノラマ・サンワイドコミックス（全3巻）。９２年２月朝日ソノラマ・サンスペシャルコミックス（全1巻）。９８年７月「セイントデビル　-聖魔伝-」として講談社漫画文庫（全2巻）

１９７７年

• 1977/03改訂・受験殺人事件（感想）
  • ミステリー。キリコ・薩次第３弾。
  • 朝日ソノラマ文庫。１９９０年「合本・青春殺人事件」に収録。２００４年８月創元推理文庫（解説新庄節美）。
• 1977/08一件落着！
  • ミステリー。短編。キリコ・薩次シリーズ。
  • 朝日ソノラマ文庫「殺人ゲームに挑戦」所収。１９９０年「合本・青春殺人事件」に収録。
• 1977/12 王貞治（感想）
  • 絵物語。王貞治がハンク・アーロンの記録を塗り替えるまで。
  • 学研。絵ものがたりシリーズ。

１９７８年

• • 1978/　ＴＶアニメ殺人事件（感想）
  • ミステリー。キリコ・薩次シリーズ。
  • カイガイ出版。１９８０年３月プロローグ・エピローグを加筆し、改稿の上朝日ソノラマ文庫。文庫版はそれまでのシリーズの完結編に位置づけられている。

１９７９年

• 1979/12死体が私を追いかける（感想）
  • ミステリー。トラベルライター瓜生慎シリーズ第１弾。瓜生慎はまだ童貞。舞台は九州から北海道まで日本縦断。８０年代後半から９０年代にかけて林隆三（二作目から小野寺昭）、石川ひとみ（３作目から川島なお美）主演の「婚約旅行シリーズ」として土曜ワイド劇場で二時間ドラマ化（監督山本迪夫）
  • 主婦と生活社21世紀ノベルズ。１９８４年１月徳間文庫（解説藤子不二雄）。
• 1979/12離島ツアー殺人事件（感想）
  • ミステリー。舞台は沖縄。大日方徹が主人公。
  • 双葉社。１９８２年８月「紺碧は殺しの色」に改題され、FUTABA NOVELS。もともとは『たかが殺人じゃないか』というタイトルだったらしい。１９８６年８月「紺碧は殺しの色」の名前で徳間文庫（解説関口苑生）。

１９８０年

• 1980/03ブルートレイン北へ還る（感想）
  • ミステリー。トラベルライター瓜生慎シリーズ。
  • 主婦と生活社　21世紀ノベルズ。１９８５年２月徳間文庫（解説種田直樹）。
• 1980/12SLブーム殺人事件（感想）
  • キリコ・薩次シリーズ。
  • 朝日ソノラマ文庫。

１９８１年

• 1981/01小説！？　Ｄｒ．スランプ（感想）
  • ノベライズ。
  • 集英社文庫コバルトシリーズ。
• 1981/04アリスの国の殺人（感想）
  • ミステリー。日本推理作家協会賞受賞作品。蟻巣シリーズ。
  • 大和書房夢の図書館シリーズ。１９８６年３月ＤＡＩＷＡＮＯＶＥＬＳ。１９９０年６月徳間文庫（解説新保博久）。１９９７年１１月双葉文庫日本推理作家協会賞受賞作全集（４２）（解説香山二三郎）
• 1981/7宇宙戦艦富嶽殺人事件（感想）
  • ミステリー。キリコ・薩次シリーズ。読者が犯人で探偵で被害者。
  • 徳間文庫書き下ろし封切り版（解説赤川次郎）。１９８５年６月講談社コミックノベル（画：橋本てつじ？）。１９９５年１１月電子書店パピルスでデジタル書籍化（ダウンロードはこちら。冒頭は無料で読める。）。１９９９年４月ソノラマ文庫NEXT（解説荷宮和子）

１９８２年

• 1982/02ローカル線に紅い血が散る（感想）
  • ミステリー。トラベルライター瓜生慎シリーズ。登場する劇団「大劇魔団」は「天使の殺人」で再登場。昭和五十七年八月ＮＨＫラジオ「トラベル・ミステリー五夜連続」の一本としてラジオドラマ化(７５分番組。正味６０分)出演：鹿賀丈史、古舘ゆき。昭和６０年７月「北海道、婚約旅行殺人事件　幽霊列車に紅い血が散る！」出演：林隆三、石川ひとみ。
  • トクマノベルズ。１９８５年１２月徳間文庫（解説香西久）。
• 1982/10急行エトロフ殺人事件（感想）
• ミステリー。キリコ・薩次シリーズ。
  • 講談社ノベルズ。１９８５年９月講談社文庫（解説大内茂男）。
• 1982/10私のハートに、あなたのメスを（感想）
  • アクション。東秀介が脇役で登場。東西大学初登場。
  • カドカワノベルズ。１９８６年７月角川文庫。（解説豊田有恒）
• 1982/12火の国死の国殺しを歌う（感想）
  • ミステリー。トラベルライター瓜生慎シリーズ。真由子妊娠。
  • トクマノベルズ。１９８６年４月徳間文庫（解説藤川治水）

１９８３年

• 1983/01なつかしの殺人の日々（感想）
  • ミステリー。鬼堂修一郎もの。黎明期のテレビ界が舞台。「はるかなり盗人の日々」併録。
  • カドカワ・ノベルズ。初出「野生時代」一九八二年三月号。１９８６年１０月角川文庫。
• 1983/03われら２ＤＫ超軍団（感想）
  • ＳＦコメディ。アパート立ち退きを巡る顚末。
  • フタバノベルス。
• 1983/07迷犬ルパンの名推理（感想）
  • ミステリー。迷犬ルパンシリーズ第一弾。柚木プロを巡る殺人事件。
  • カッパノベルズ（解説小峰元）１９８８年１月光文社文庫（解説小峰元）
• 1983/11天使の殺人（感想）
  • ミステリー。大劇魔団もの。同年銀座みゆき館劇場にて戯曲版上演。演出:柴田秀勝、出演:藤田淑子、はせさん治他。
  • 大和書房夢の図書館シリーズ第１０巻。２００２年２月創元推理文庫（解説川出正樹＊戯曲版も収録した「完全版」）。
• 1983/11秀介ファイルNo.1（感想）
  • ミステリー。東秀介もの。
  • ソノラマ文庫。
• 1983/12迷犬ルパンの大活劇（感想）
  • ミステリー。迷犬ルパンシリーズ。ダークダックスの佐々木行がゲスト出演。
  • カッパノベルズ（解説石森章太郎）８８年５月光文社文庫（解説野間美由紀）

１９８４年

• 1984/01殺人者が日本海を行く（感想）
  • ミステリー。トラベルライター瓜生慎シリーズ。慎と真由子結婚。
  • トクマノベルズ。１９８８年４月徳間文庫（解説長谷川卓也＊文庫落ちに際して「お座敷列車殺人号」を追加収録）。
• 1984/04死ぬほど愛した…（感想）
  • ユーカリおばさんシリーズ。収録作「ユーカリさん　吝嗇の人」が第１３回池内詳三文学奨励賞。
  • 集英社文庫コバルトシリーズ。
• 1984/06ブーゲンビリアは死の香り-シンガポール３拍４日死体つき-（感想）
  • ミステリー。ツアーコンダクター萱庭智佐子シリーズ。
  • 新潮文庫オリジナル（解説赤川次郎）。
• 1984/07迷犬ルパンの檜舞台（感想）
  • ミステリー。迷犬ルパンシリーズ。
  • カッパノベルズ（解説風見潤）１９８８年７月光文社文庫（解説風見潤）
• 1984/10　グレムリン　映画ストーリーブック（感想）
  • 映画「グレムリン」のノヴェライズ。
  • 講談社Ｘ文庫。
• 1984/10犬墓島-迷犬ルパンスペシャル-（感想）
  • ミステリー。迷犬ルパンスペシャル。スーパー＆ポテト、瓜生慎＆真由子、那珂などオールスター総出演。〓溝作品のパロディ。
  • 光文社文庫（解説二上洋一）
• 1984/10旅は道づれ死体づれ（感想）
  • ミステリー。ユーカリおばさんシリーズ。
  • Ｃ★ＮＯＶＥＬＳ。１９８８年７月中公文庫
• 1984/11三陸鉄道死神が宿る（感想）
  • ミステリー。瓜生慎シリーズ。昭和６２年７月「三陸海岸婚約旅行殺人事件　みちのくローカル線に死神が宿る！」としてテレビドラマ化出演：小野寺昭、川島なお美。
  • トクマノベルズ。１９８９年１０月徳間文庫（解説長谷川卓也）
• 1984/12寝台超特急ひかり殺人事件（感想）
  • ミステリー。キリコ・薩次シリーズ。
  • 講談社ノベルズ。１９８８年２月講談社文庫（解説武蔵野次郎）

１９８５年

• 1985/02迷犬ルパンの蒸発（感想）
  • ミステリー。迷犬ルパンシリーズ。
  • カッパノベルズ（解説白石冬美）１９８９年１月光文社文庫（解説石森史郎）
• 1985/02山陰ドン行に死す（感想）
  • ミステリー。トラベルライター瓜生慎シリーズ。
  • トクマノベルズ。１９９１年５月徳間文庫（解説渡辺麻美）
• 1985/03列車内での悲鳴はお静かに-オリエント急行６拍７日死体つき-（感想）
  • ミステリー。ツアーコンダクター萱庭智佐子シリーズ。
  • 新潮文庫オリジナル（解説竹宮恵子）。
• 1985/04殺されてみませんか
  • 可能克郎が謎の作家野末未来を追いかける話。作中作１１本。作品のヒントになったのは「宇宙戦艦富嶽殺人事件」によせられた赤川次郎の言葉。
  • ＦＵＴＡＢＡ　ＮＯＶＥＬＳ。１９８７年１月双葉文庫（解説松本守正）。
• 1985/06迷犬ルパンの犬疑（感想）
  • 迷犬ルパンシリーズ。舞台は筑波万博。本作で朝日刑事の名前がセイギからマサヨシに読み方変更。
  • カッパ・ノベルス（解説永井豪）。１９８９年４月光文社文庫。
• 1985/09はるひワンダー愛（感想）
  • ＳＦユーモア。春日はるひと恋人獅子丸太郎を巡る事件。８６年３月２４日月曜ドラマランドにて「超少女！はるひワンダー愛」のタイトルでドラマ化。三谷幸喜ドラマ脚本デビュー作。演出／福本義人　脚本／水谷龍二、三谷幸市　出演／松本伊代、新藤栄作、古館ゆき、吉田光希、左とん平他。
  • 光文社文庫（週間平凡連載という情報もある）書き下ろし（解説金春智子）。
• 1985/09鳴門に血渦巻く（感想）
  • ミステリー。瓜生慎シリーズ。人形の呪いを巡る事件。真由子妊娠。
  • トクマノベルズ。１９９１年徳間文庫（解説川野京輔）
• 1985/10殺しはレールに乗って（感想）
  • イベント・キャスター葉月麻子シリーズ。
  • FUTABA NOVELS。１９８７年双葉文庫（解説萩原良彦）。

１９８６年

• 1986/01南の島のお熱い殺意　モルディヴ・ツアー７泊８日死体つき（感想）
  • ミステリー。ツアーコンダクター萱庭智佐子シリーズ。
  • 新潮文庫オリジナル（解説鈴木武幸）。
• 1986/03迷犬ルパンの挑戦（感想）
  • 迷犬ルパンシリーズ。九州へ向かう朝日たちはシージャック事件に遭遇。そのあとも盛りだくさん。
  • カッパ・ノベルス。１９９０年５月光文社文庫（解説牛次郎）
• 1986/04旅路　村でいちばんの首吊りの木（感想）
  • 短編集。表題作は映画化された。監督：神山征二郎、脚本：橋本信吾/橋本忍、出演：倍賞千恵子、早見優、蟹江敬三他。併録作品「街でいちばんの幸福な家族」「島でいちばんの泣き砂の浜」
  • 中央公論社。１９９４年２月Ｃ★ＮＯＶＥＬＳ「村でいちばんの首吊りの木」というタイトルに変更あり。１９９９げんだいミステリーワールド１１辻真先集（村でいちばんの首吊りの木のみ　解説中島河太郎）
• 1986/05殺人小説大募集!!（感想）
  • 連作短編集。
  • JOY NOVELS。
• 1986/05北海で殺そう（感想）
  • ミステリー。トラベルライター瓜生慎シリーズ。第一期完結編。
  • トクマノベルズ。１９９年７月徳間文庫（解説大沼克之）
• 1986/09　蜘蛛とかげ団
  • 迷犬ルパン・スペシャル第２弾。解説中島河太郎。

１９８８年

• 1988/01殺人犯にキュー！　アイドルわるのり推理劇（感想）
  • ミステリー。
  • 角川文庫オリジナル？
• 1988/08祖神の声（感想）
  • 短編。キリコ・薩次シリーズ。
  • 初出小説新潮臨時増刊「書下ろしミステリー大全集パート３　ミステリー日本地図」１９８９年１月アンソロジー「ミステリー日本地図」（新潮文庫）に収録。
• 1988/08北斗星ロイヤル個室で誰が死ぬ（感想）
  • ミステリー。葉月麻子シリーズ。
  • 徳間文庫オリジナル。

１９８９年

• 1989/06犯人　存在の耐えられない滑稽さ（感想）
  • ミステリー。
  • 「鮎川哲也と十三の謎」第九回配本。１９９５年３月創元推理文庫（解説折原一）
• 1989/12正義の見方　仮面ライター（感想）
  • 短編集。
  • ジョイ・ノベル。

１９９０年

• 1990/04合本・青春殺人事件（感想）
  • ミステリー。キリコ・薩次の初期三部作と短編「一件落着」をまとめ、さらにオールスターキャストのプロローグとエピローグをつけたもの。
  • 東京創元社（解説新保博久）。
• 1990/07キリコ・薩次の「幻想的赤川論」（感想）
  • 評論風エッセイ。キリコと薩次による赤川次郎論。
  • 「新・赤川次郎読本　三毛猫ホームズと仲間たち」（学研）所収。９３年７月光文社文庫。

１９９１年

• 1991/01臼杵２時間５２分の危機（感想）
  • 短編。キリコ・薩次シリーズ。
  • 初出「コットン」。１９９５年１２月アンソロジー「トラベル推理傑作選　日本縦断殺人」（中島河太郎編　飛天文庫）に収録。
• 1991/07ガラスの仮面殺人事件（感想）
  • ミステリー。キリコ・薩次シリーズ。
  • 白泉社の小説。

１９９４年

• 1994/03怪盗天空に消ゆ―幻説銀座八丁（感想）
  • ミステリー。那珂一兵の思い出話。昭和８年が舞台。
  • トクマノベルズ

１９９５年

• 1995/11テレビ疾風怒濤（感想）
  • ノンフィクション。自伝的なテレビ黎明期の記録。
  • 徳間書店、単行本。

１９９６年

• 1996/04殺人の多い料理店（感想）
  • ミステリー。可能克郎が探偵役。殺されるのは鷹取市職員など。
  • 実業之日本社（単行本）

１９９７年

• 1997/10９枚の挑戦状（感想）
  • ミステリー。読者からのお題に基づいて話を作るという企画。
  • 光文社文庫（解説鮎鮫龍馬）

１９９９年

• 1999/04げんだいミステリーワールド１１辻真先集（感想）
  • 短編集。活字が大きいシリーズ。「ユーカリさん　孤独な人」「上役を静かにさせる法」「三幕の喜劇」「村でいちばんの首吊りの木」収録
  • リブリオ出版（解説中島河太郎）
• 1999/07平和な殺人者（感想）
  • ミステリー。戦後すぐが舞台。
  • カッパノベルズ

２０００年

• 2000/06オホーツク心中（感想）
  • 短編。北海道が舞台。
  • 初出「小説新潮」。２００１年６月アンソロジー「推理小説年鑑　ザ・ベストミステリーズ２００１」（日本推理作家協会編　講談社）に収録。２００４年９月アンソロジー「殺人作法」（日本推理作家協会編　講談社文庫）に収録。

• 2000/12鉄路が錆びてゆく（感想）
  • 短編。
  • 初出「問題小説」。２００４年４月アンソロジー「鉄道ミステリー名作館　葬送列車」（山前譲編　徳間文庫）に収録。
• 2000/12デッド・ディテクティブ（感想）
  • ミステリー。死後の世界が舞台。
  • 講談社ノベルズ。

２００８年

• 2008/02ぼくたちのアニメ史（感想）

２００９年

• DMがいっぱい
• ケータイ小説。ＮＨＫとのコラボレーション。
  • 探偵Ｘからの挑戦状にて放映。