展覧会

西洋絵画の父「ジョットとその遺産展」

損保ジャパン東郷青児美術館にて。本日最終日ということもあってか、なかなかの盛況だった。ジョットは大学の授業で眺めたときに、なんとなく好きになった画家だったのだが、以来追いかけることもなく、ジョットがイタリア人だったことも知らず(なぜか北欧…

パラオ−ふたつの人生 鬼才・中島敦と日本のゴーギャン・土方久功展 追悼−上野泰郎展

世田谷美術館で行われていた中島敦と土方久功の展覧会(詳細)に行ってきた。土方久功の方は文庫版の中島敦全集で表紙に使われていた人、くらいしか知らないまま展示を眺める。狐犬にやられた。ほか楽しい木彫り作品やら仮面やらがいっぱい。 中島敦のコーナ…

世田谷美術館 福原信三と美術と資生堂

世田谷美術館(ウェブサイト)の企画展「福原信三と美術と資生堂」を見てきた。 リッチで、スマートで、モダンで 福原信三(1883-1948)は、資生堂創業者福原有信の三男として銀座に生まれました。幼少より絵画を好み、小学校時代、石井鼎湖について日本画を…

澁澤龍彦 カマクラノ日々

鎌倉文学館(ウェブサイト)の企画展「澁澤龍彦 カマクラノ日々」を見てきた。文学館のスペースの制約もあって、物量的な面では物足りなかったが、澁澤の生原稿が見れたのは良かった。俺は一時期、澁澤のエッセイにハマって気がついたら十数冊は読んでいたの…

『諸橋轍次博士と大漢和辞典』展

『諸橋轍次博士と大漢和辞典』展に行ってきた。会場は表参道・新潟館ネスパスの三階。今日は最終日。諸橋轍次に関してはウィキペディアの記事をどうぞ。大漢和辞典に関してもウィキペディアの記事でどうぞ。 大学で日本文学を学んだ人間にあるまじきことらし…

ダリ回顧展

ダリ回顧展に行ってきた。出品作品はこれら+α。何に驚いたと言って、人の数に驚いた。一時頃入場したのだが、中はすでに行列状態でパンダでもいるのかと。最初の作品からして人の頭に邪魔されて全体を見ることができない。時折人の波が切れて、絵の全体を見…

イメージの迷宮に棲む 柄澤齊展

神奈川県立近代美術館で「イメージの迷宮に棲む 柄澤齊展」を見てきた。 空気が籠もっていて、辛いものがあったが、作品は大変素晴らしいと感じた。特に良いなあと思ったのが、何作にも渡って繰り返された深淵のイメージで、崖の下は宇宙ですみたいな描かれ…

ベルギー印象派展

Bunkamuraザ・ミュージアムでやっているベルギー象徴派展に行ってきた。ド素人的にはすげー良い展示だった。個人でなく何人かの作品を集めた展示会って、当たりの画家と外れの画家が出やすいと思うのだが、どの画家のコーナーにも「これ見れて良かったなあ」…