アリス・W・フラハティ 吉田 利子訳 書きたがる脳 言語と創造性の科学

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アリス・W・フラハティ 吉田 利子 茂木 健一郎

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ランダムハウス講談社 2006-02-03
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 凄く面白い本だった。まとめるのが大変で、感想が書けるかどうかは分からないのだが、ひとまず毎日ブログを更新しすぎちゃうとか、更新できずに苦しんじゃうとか、自分の書ける量に違和感がある人なら必読といっても過言じゃないだろう。別にこれを読んだからといって、更新頻度が適正になったりはしないだろうが、なんで自分がそうなのかということへの回答案1を得られることは請け合い。
 著者は上記ふたつの状態をハイパー・グラフィア、ライターズ・ブロックという名前でラベリングし、脳の機能から解説しようとする。大事なのは側頭葉と辺縁系。脳の機能の解説もわかりやすいっちゃあわかりやすいが、読みどころは著者本人もそうであるというハイパー・グラフィアの描写。狂気と狂喜は紙一重というか。なんだか無性に羨ましかった。いや実際のハイパー・グラフィアは、それはそれで苦しいみたいなんだけど。
 とにかく書くことに興味のある人は損をしないと思うので、是非読んで欲しいと思う。