あっけなく引っかかった

 「「の(だ)」に対応する英語の構文(Amazon)」という本を読んでいたら、こんな感じの英文を間違えた。計算問題。数字をわかりやすく変えて引用してみる。

First square 10 and then cube it.

語注:square 2乗する cube 3乗する

 この先読む前に一度答えを考えてみてね。





 さてできたでしょうか。俺は100万が答えだと思った。
 だって、「まず10を2乗してそれからそれを3乗しなさい」って書いてあるし。


 ところが違ったのだ。ひっかけは「それ」と訳したit。基本的に前に出ている名詞を受ける代名詞なので、ここでのitが差しているのは前にある「10」。
 だからこの文の正確な解釈は「まず10を2乗しなさい。次に10を3乗しなさい」ということで、答えは100と1000ということになるのだそうな。itあなどれない。

 ちなみに俺も思ったことなんだけど、こんなこと言われたら、じゃあ「まず10を2乗してそれからそれを3乗しなさい」ってのはどんな表現になるわけよ? という疑問が出てくるかと思われる。それについても書いてあった。その場合、

First square 10 and then cube that.

 になるんだって。なんとなくitとthatの違いが掴めるようなお話でためになった。忘れないうちにメモっとく。

2013/09/03追記
 久々に読み返して、同じ間違いを……。数年後は間違えないようにしたい。