NHKのインタビューらしい。芥川賞受賞からもう三年か。
そういえば、ようやく第三作が発売されているのを昨日本屋で見かけた。これ。
夢を与える
綿矢 りさ
河出書房新社 2007-02-08
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おすすめ平均
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実は結構期待して待っていたのだけど、タイトルが……。いや前の「蹴りたい背中」も全然タイトルは好みじゃなかったんだけど。
しかし冒頭部分読んだ限りでは……。しかし前作も最初はむずがゆいばかりだったような。
「蹴りたい背中」は一人称の語りでありながら、その向こうに語り手の知らない世界があるような気にさせる、見事な書き方がなされていて、そこに感心したんだけど、今回も何か仕掛けているんだろうか。読みたいような、読むのが怖いような*1微妙な気分。上のインタビューも不安を消すよりは増幅する方に働いた。杞憂だといいな。
追記:いくつかブログを覗いたら、本作はすでに雑誌掲載されていたという話。だから見た覚えがあったのかと納得。そのときも出だしちょっと読んで閉じた記憶がある。文庫落ちまで待とうかな。二度読んで二度とも同じ所くらいで閉じてるんだよね、そういえば。