昔やったゲーム

 こんな記事を読んだ。
「ロード時間が長かったゲーム」というスレに壮絶なジェネレーションギャップを感じた三十路男が叫ぶ

なんたって我々は "カセットテープの時代" を知っているんですもの。

 以前「昔はカセットテープでゲームを再生していたんだ」と言ったら「ダマされませんよ」と言われた経験があるので、二十代半ばまではにわかに信じてくれない気もするけれど、確かにそういう時代があった。

 うちはX1ってパソコンを親父が買ってきて、子供であった俺と弟はファミコンではなく、これでゲームを憶えたものだった*1。「まずPCの方に 「今からロードしますよ〜」 とコマンドを入れて、その後にカセットデッキの再生ボタンを押すの。」というのも懐かしい。コマンドは「run」で、これは俺が初めて覚えた英単語でもあった(でもファンクション1キーで代用していたような)。
 で、リンク先の人と違って、ヌルいユーザーだった俺は手に入らなかったファミコンソフトの代替物を一生懸命やった覚えがある。色々ソフトはあったはずなんだけど、とにかくよく覚えているのは、マリオブラザーズ。この十年以上、マリオ=スーパーマリオという文脈でゲーム「マリオ」について話してばかりいるが、「スーパーじゃないマリオ」というと「下から亀を叩くマリオ」ということになる。しかし自分にとってマリオというとX1のマリオブラザーズ二作が浮かぶ。うん、ふたつあったんだ。一本目は亀を避けながら画面の上へと上っていくマリオでこれは確かマリオブラザーズという名前のソフトだったと記憶している。2本目はパンチボール・マリオと言った。
 パンチボール・マリオは、マリオとルイージになんかよくわからない玉を持たせたゲームだった。どっかボタンを押すとそのボールをリリースして、ボールはツーバウンドくらいしてとまる。そのあいだに亀に当たると亀がひっくり返るとかそんな感じのゲームで、画面上の亀やカニを全滅させれば一面クリア(だったと思う)。土管は画面の端ではなく、中央(ファミコン版だと樽が出てくる位置の真下あたり)にあった。たしか落ちたら死ぬんじゃなかったかな。で、ここにボールが落ちると上から降ってきたと思う。マリオの武器はボールひとつだけなので、ボールが土管に落ちると取りに行かなきゃいけなかったような気がする(よく覚えていないが)。
 とここまで書いてきて、ひょっとしてと検索してみたら、画面を上げているサイトがあったのでリンクしてみる。
PUNCH BALL MARIO BROS.:パンチボール マリオブラザーズ
 あ、もう一方のマリオは「マリオブラザーズスペシャル」って名前だったのか。
MARIO BROS. SPECIAL:マリオブラザーズ スペシャル
 こっちは弟が92面までいって、俺はその記録を破れなかったなあ。
 あとこれは俺の頭では理解できなかった。
The Black Onyx:ザ ブラックオニキス
 キャラデータを別テープに作った記憶がある。
 で、一番記憶に残っているのは、これ。
VOLGUARD (ヴォルガード)
 エネルギーが溜まるまでひたすら我慢して合体するのを待つゲームだった。ロードにカウンタ100以上回さなきゃいけなかった記憶がある(当時俺のやったゲームでこれより長いロード時間が必要だったのはマクロスだけだったと思う。しかし待ち時間もワクワクしたんだよなあ、当時は)。
 こっちも好きだった
EXOA II WARROID (エグゾア2 ウォーロイド)
「ビームとキックで攻撃する対戦ゲームです」って書いてあるけれど、キックは相手に一定以上近付くと自動で出る仕組み。いま思い出したけど、広告に使われていたこれのフィギュア(?)がすごく幼心にツボで、実際のゲームにはガッカリ感があったのだった(しかしその割には結構プレイしたような気もする)

 しかし大昔のゲームも意外とネットでは記事があがっているんだな。

*なお、この記事は適当な記憶だけを頼りに書いたので、信用度はあまりない。

*1:厳密にはその前にMZ700ってグリーンモニターのPCがあって、それのフライトシュミレーターがこの手のゲームに触れた最初だったが、意味がわからなすぎて楽しめなかった。